

製品の概要
TriClipシステムは、症候性高度三尖弁閉鎖不全症患者のうち、至適薬物療法を行っても重症度および症状が改善されない患者に対し、経カテーテルedge-to-edge三尖弁形成術により三尖弁逆流を治療するシステムです。

保険上の評価
保険償還価格は3,060,000円で、原価計算方式により評価されています。準用技術料はK559-3 経皮的僧帽弁クリップ術34,930点です。
既存技術・既存機器との比較
比較対象は、至適薬物療法、外科的三尖弁手術、および僧帽弁領域で既に評価されている経皮的僧帽弁クリップ術です。
MBEXの見方
TriClipシステムでは、対象疾患は三尖弁閉鎖不全症ですが、準用技術料としては経皮的僧帽弁クリップ術が示されています。
臨床領域や対象弁が異なっても、手技の構造や治療コンセプトが近い既存技術を参照して評価される可能性があります。
新規治療機器の保険適用では、臨床上の比較対象と診療報酬上の準用対象が一致しない場合があります。
自社製品への示唆
中医協資料は過去の評価事例を知るうえで重要ですが、自社製品にそのまま当てはめられるとは限りません。C1/C2、E2/E3、既存技術料、新規技術料、類似機能区分比較方式、原価計算方式のいずれを検討すべきかは、薬事状況、対象患者、既存技術との差分、学会・KOLとの関係を含めて早期に整理することが重要です。
