カンシャスは、浅大腿動脈および膝窩動脈の病変に対する経皮的血管形成術、PTAで使用されるカテーテルです。対象は、対照血管径4mm以上7mm以下、180mm以下の新規病変または非ステント留置再狭窄病変を有する患者です。
保険償還価格は192,000円で、類似機能区分は「133 血管内手術用カテーテル(3)PTAバルーンカテーテル⑥再狭窄抑制型」です。改良加算10%が認められています。
カンシャスの保険適用決定区分及び価格案
カンシャスは再狭窄抑制型PTAバルーンカテーテルを類似機能区分とし、低侵襲性・手技の簡便性に関する改良加算10%が評価されている。



企業希望価格と実際価格の差
カンシャスでは、企業希望価格は191,000円、実際の保険償還価格は192,000円であり、実際価格の方が1,000円高くなっています。
企業希望・最終評価ともに、再狭窄抑制型PTAバルーンカテーテルを基礎とし、改良加算10%が示されています。
既存技術・既存機器との比較
比較対象は、PTAバルーンカテーテル、薬剤コーティングバルーン、再狭窄抑制型PTAバルーンカテーテルです。
本品は、浅大腿動脈・膝窩動脈の180mm以下の新規病変または非ステント留置再狭窄病変に対して使用されます。特徴として、橈骨動脈アプローチで大腿・膝窩動脈病変治療を可能とする点、薬剤剥離を防止する構造上の工夫が示されています。
MBEXのコメント本件は、企業希望と実際価格の差がほぼなく、企業側の主張と最終評価が概ね一致した例であり、流石テルモ社の経験値や情報収集力が示された事例と思われます。
この評価の中心は「新しいPTAバルーンであること」ではなく、橈骨動脈アプローチによる低侵襲化、薬剤コート層の耐久性、手技の簡便性といった具体的な改良点です。
C1案件では、既存区分との差分を患者・術者・医療機関にとっての実質的メリットとして示すことが重要でありテルモ社はこのニーズに的確に応えたと評価できます。
